ObsidianのノートはMarkdown(マークダウン)形式で書かれています。Markdownは、シンプルな記号を使って文章の構造やスタイルを表現する記法です。HTMLのような複雑なタグを覚える必要がなく、テキストベースで直感的に書けるのが魅力です。
この記事では、Obsidianで日常的に使うMarkdown記法をまとめました。すべてを一度に覚える必要はありません。よく使うものから少しずつ身につけていきましょう。
見出し(Heading)
見出しは#の数で階層を表現します。#の後にはスペースを1つ入れてください。
# 見出し1(h1)
## 見出し2(h2)
### 見出し3(h3)
#### 見出し4(h4)
ノートのタイトルにはh1、セクション分けにはh2、その中の小項目にはh3を使うのが一般的です。h4以下を使う場面はあまり多くありません。見出しを適切に使うと、アウトラインパネルでノートの構造を一覧でき、目的の箇所にすぐジャンプできます。
太字・斜体・取り消し線
文字の装飾は以下の記号で行います。
**太字(ボールド)**
*斜体(イタリック)*
***太字+斜体***
~~取り消し線~~
==ハイライト==
太字は重要なキーワードを目立たせたいときに便利です。ハイライト(==テキスト==)はObsidianの拡張記法で、標準のMarkdownにはありません。Obsidian内で復習ポイントや重要箇所をマークするのに重宝します。
リスト(箇条書きと番号付き)
箇条書きリストは-または*で、番号付きリストは1.で始めます。
- 項目A
- 項目B
- サブ項目B-1
- サブ項目B-2
- 項目C
1. 手順1
2. 手順2
3. 手順3
インデント(字下げ)はスペース2つまたはTabキーで追加できます。手順の説明には番号付きリスト、並列の情報には箇条書きリストと使い分けると読みやすくなります。
チェックリスト(タスクリスト)も作れます。
- [ ] 未完了のタスク
- [x] 完了したタスク
プレビューモードではチェックボックスとして表示され、クリックで完了・未完了を切り替えられます。ちょっとしたToDo管理に便利です。
リンクと画像の埋め込み
Obsidianではノート同士を繋げる内部リンクが非常に重要です。
[[ノート名]]
[[ノート名|表示テキスト]]
[[ノート名#見出し名]]
二重角括弧[[ ]]で囲むだけでリンクが作成されます。リンク先のノートが存在しない場合でも、クリックすると新規ノートとして自動作成されます。
外部リンク(Webサイトなど)は以下の書き方です。
[表示テキスト](https://example.com)
画像の埋め込みは、先頭に!を付けます。
![[画像ファイル名.png]]

ボールト内の画像ファイルを参照する場合は![[ファイル名]]の形式が簡単です。画像をノートにドラッグ&ドロップするだけで自動的に埋め込みコードが挿入されます。
コードブロックと引用
プログラムのコードや設定ファイルの内容を記述するにはコードブロックを使います。
インラインコード(文中のコード)はバッククォート1つで囲みます。
`npm install`のように使います。
複数行のコードはバッククォート3つで囲みます。言語名を指定するとシンタックスハイライトが有効になります。
const greeting = “Hello, Obsidian!”;
console.log(greeting);
引用は>で表現します。
> これは引用文です。
> 複数行にわたる引用も可能です。
書籍やWebサイトからの引用、自分への備忘録などを視覚的に区別したいときに使います。
表(テーブル)と水平線
表はパイプ|とハイフン-を組み合わせて作ります。
| 項目 | 説明 |
| --- | --- |
| ボールト | ノートの保管場所 |
| プラグイン | 機能を拡張する仕組み |
手打ちだと少し手間がかかるため、Obsidianでは「Advanced Tables」というコミュニティプラグインを入れるとTabキーで簡単に列間を移動でき、表の編集が快適になります。
水平線(区切り線)は以下のように記述します。
---
ハイフンを3つ以上並べると水平線になります。セクション間の区切りや視覚的な区分けに使えます。
まとめ
Obsidianで使う基本的なMarkdown記法を紹介しました。
- 見出し、太字、リストは日常的に使う基本記法
- 内部リンク
[[ ]]はObsidian最大の特徴 - チェックリストで簡易的なタスク管理ができる
- コードブロックや表も覚えておくと便利
- 画像はドラッグ&ドロップで簡単に挿入可能
最初はすべてを覚えようとしなくて大丈夫です。見出し・太字・リスト・リンクの4つだけ使えれば、日常的なノートは十分書けます。使っていくうちに自然と手が覚えるので、必要になったタイミングでこの記事を見返してみてください。
