Obsidianのデイリーノートは、毎日1つのノートを自動作成し、日々の記録を残すための機能です。日記、作業ログ、メモの一時置き場など、使い方は人それぞれですが、最初に迷いやすいのは「どこを設定すればいいのか」「どんなテンプレートにすれば続くのか」という点です。
この記事では、Obsidianのデイリーノートを始めたい方向けに、コアプラグインの設定、保存先、日付形式、テンプレート例、続けるためのコツをまとめて解説します。最初から凝った仕組みにする必要はありません。まずは、毎日開いて1行残せる状態を作ることが大切です。
この記事でわかること
- デイリーノート機能の有効化と基本設定
- 日付形式、保存先、テンプレートの決め方
- そのまま使えるテンプレート例
- 日記、作業ログ、Inboxとしての使い方
- デイリーノートを続けるためのコツ
デイリーノートのコアプラグイン設定
デイリーノートはObsidianのコアプラグインとして標準搭載されています。まずは有効化と初期設定を行いましょう。
1. 左下の設定ボタンもしくはCmd/Ctrl + ,で設定画面を開く

2. 左メニューの「コアプラグイン」を選択し、真ん中あたりにあるデイリーノートをオンにしたら、設定ボタンをクリック

3. デイリーノートの設定をする
設定すべき項目は以下の通りです。
日付の書式
ノートのファイル名に使われる日付形式を指定します。デフォルトはYYYY-MM-DD(例:2026-04-12)です。この形式が最もシンプルで、ファイル名のソート順も日付順になるためおすすめです。曜日を入れたい場合はYYYY-MM-DD(ddd)のように設定すると2026-04-12(日)となります。
新規ファイルの場所
デイリーノートの保存先フォルダを指定します。空欄にすると保管庫の直下に作成されますが、Daily NotesやJournalといった専用フォルダを指定しておくと、他のノートと混在せず管理しやすくなります。指定したフォルダは事前に作成しておく必要があります。
テンプレートファイルの場所
デイリーノート作成時に自動適用するテンプレートのパスを指定します。テンプレートを使うと、毎日同じ構造のノートが自動的に生成され、書き始めのハードルが下がります。テンプレートの具体例は次の項目で紹介します。

4. 起動時にデイリーノートを開く
必須設定ではないですが、この設定をオンにすると、Obsidianを起動したときに自動的に今日のデイリーノートが開かれます。デイリーノートを習慣化したい方はオンにしておくとよいでしょう。左メニューの「ファイルとリンク」を選択し、「起動時に開くファイル」で「デイリーノート」を選択してください。

テンプレートの作り方と具体例
テンプレートを設定しておくと、ノートの構造を毎回手で作る必要がなくなります。
テンプレート用のフォルダ(例:Templates)に以下のようなファイルを作成します。
シンプルな日記テンプレート
# {{date}}
## 今日やったこと
-
## メモ
-
## 明日やること
-
作業ログ向けテンプレート
# {{date}}
## タスク
- [ ]
- [ ]
- [ ]
## 作業ログ
### 午前
### 午後
## 気づき・学び
-
## 振り返り
{{date}}はObsidianのテンプレートプラグインが提供する変数で、ノート作成時の日付に自動置換されます。{{time}}を使えば時刻も挿入できます。
テンプレートは自分の用途に合わせて自由にアレンジしてください。最初はシンプルにしておき、使いながら項目を追加・削除していくのがうまくいくパターンです。正直、筆者の場合はテンプレートは使用しておらず、真っ白なノートに自由形式で記載しています。最初から項目を作り過ぎると、ノートを書くハードルが上がってしまい、結局続かなくなってしまうからです。
10_Templatesフォルダの中にJournalというテンプレートを用意した例です。

デイリーノートを続けるための5つのコツ
デイリーノートは始めるのは簡単ですが、続けるのが難しいと感じる方も多いです。以下のコツを参考にしてください。
1. 書く量のハードルを下げる
毎日長文を書く必要はありません。箇条書きで3行だけでもOKです。テンプレートの項目すべてを埋める必要もありません。「空欄があっても気にしない」というマインドが大切です。前述したように、筆者の場合はそもそもテンプレートを使っておらず、雑多に書き込めるようにしています。
2. 起動時に自動で開く設定にする
「起動時にデイリーノートを開く」をオンにしておけば、Obsidianを開くだけで今日のノートが目の前に表示されます。ノートを探す手間がなくなるだけで、書き始めのハードルがかなり下がります。
3. 完璧な記録を求めない
デイリーノートは公開するものではありません。誤字脱字があっても、文章として不完全でも問題ありません。後から見返したときに「何をしていたか」がざっくりわかれば十分です。
4. 週に1回振り返る
週末に1週間分のデイリーノートをざっと見返す習慣をつけると、デイリーノートの価値を実感しやすくなります。振り返りの中から新しいノートを作ったり、タスクの見直しをしたりすることで、単なる記録が次の行動に繋がります。
デイリーノートの実践的な活用法
デイリーノートは日記だけでなく、さまざまな使い方ができます。
Inboxとして使う: 日中に思いついたことや気になった情報を、とりあえずデイリーノートにメモしておきます。後からそのメモを専用のノートに移したり、リンクを付けて整理したりします。この「とりあえず書く場所」があることで、ノートの分類先を考える負担がなくなります。
タスク管理と組み合わせる: チェックリストで今日のタスクを管理し、完了したらチェックを入れます。未完了のタスクは翌日のデイリーノートに転記するか、タスク管理用のノートにリンクを貼ります。
会議メモの一時保存: 会議のメモをデイリーノートにまず書き、後から議事録ノートに移すという運用もスムーズです。「今日はどんな会議があったか」がデイリーノートを見ればわかるようになります。
週次・月次レビューの素材にする: デイリーノートの蓄積は、週次レビューや月次レビューの貴重な素材になります。何をしたか、何を学んだかが記録されているため、振り返りの質が高まります。
まとめ
Obsidianのデイリーノートについて解説しました。
デイリーノートは、Obsidianを「たまに使うツール」から「毎日開くツール」に変える仕組みです。完璧を目指さず、今日から1行でも書いてみてください。1週間、1ヶ月と続けるうちに、自分だけのログが積み上がっていく感覚を味わえるはずです。
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