Obsidianを使い始めるとき、最初に行うのが「ボールト(Vault)」の作成です。ボールトはObsidianにおけるノート管理の土台であり、ここの設定を最初に整えておくことで、その後の運用がスムーズになります。
この記事では、ボールトとは何かという基本から、新規作成の手順、そして最初にやっておくべき設定項目までを一通り解説します。Obsidianをこれから始める方は、ぜひ参考にしてください。
ボールト(Vault)とは何か
ボールトとは、Obsidianがノートを管理するためのフォルダのことです。PC上の通常のフォルダと同じ構造で、中にはMarkdownファイル(.md)が保存されます。
一般的なノートアプリではクラウド上にデータが保管されますが、Obsidianのボールトはローカルのフォルダそのものです。そのため、ファイルの管理が自分の手元で完結し、他のアプリからもファイルを開ける点が大きな特徴です。
ボールトは複数作成でき、用途別に分けることも可能です。たとえば「仕事用」「個人用」「学習用」のように使い分けるケースもあります。ただし、最初は1つのボールトで始めて運用に慣れることをおすすめします。
新規ボールトの作成手順
Obsidianを初めて起動すると、ボールトの作成画面が表示されます。以下の手順で進めましょう。
- Obsidianを起動する
- 「新しいボールトを作成」を選択する
- ボールト名を入力する(例:MyNotes、WorkVaultなど)
- 保存先のフォルダを指定する
- 「作成」をクリックする
保存先はどこでも構いませんが、クラウド同期を考えているなら、iCloud DriveやDropboxのフォルダ内に作成しておくと後から設定が楽になります。Google Driveはファイルの同期タイミングにクセがあるため、やや注意が必要です。
ボールト名は日本語でも問題ありませんが、パスにマルチバイト文字が入ると一部プラグインで不具合が起きることがあるため、半角英数字にしておくのが無難です。
エディタ設定を整える
ボールトを作成したら、まずエディタ周りの設定を確認しましょう。「設定」→「エディタ」から変更できます。
確認しておきたい項目は以下の通りです。
- デフォルトの編集モード: 「ソースモード」と「ライブプレビュー」から選べます。Markdownに慣れていない方はライブプレビューがおすすめです。入力しながらリアルタイムでプレビューが反映されます。
- 行番号の表示: ソースモードで編集する場合はオンにしておくと便利です。
- スペルチェック: 英語のノートが多い場合はオン、日本語メインならオフで構いません。
- タブのインデントサイズ: デフォルトの4でも問題ありませんが、好みに合わせて2に変更する方もいます。
最初から完璧に設定する必要はありません。使いながら気になった箇所を調整していくのが現実的です。
外観とテーマの設定
見た目の設定も、最初にやっておくとモチベーションが上がります。「設定」→「外観」から変更可能です。
- ベースカラー: ライトモードとダークモードを切り替えられます。長時間作業する方はダークモードが目に優しいのでおすすめです。
- テーマ: デフォルトのテーマ以外にも、コミュニティテーマが多数用意されています。「テーマを管理」から好みのデザインを選んでインストールできます。人気のテーマとしては「Minimal」「Things」「Blue Topaz」などがあります。
- フォントサイズ: 読みやすいサイズに調整しましょう。16px前後が一般的です。
テーマはいつでも変更できるので、まずはデフォルトで使い始めて、慣れてから好みのテーマを探すのもよいでしょう。
ファイルとリンクの設定
「設定」→「ファイルとリンク」では、ノートの保存や添付ファイルに関する設定を行います。
- 新しいノートの作成場所: 「ボールトのルート」「現在のフォルダ」「指定フォルダ」から選べます。フォルダ構成を意識するなら「指定フォルダ」にして、Inboxフォルダを設定しておくと整理しやすくなります。
- 添付ファイルの保存場所: 画像やPDFをノートに貼り付けたとき、どこに保存するかを指定します。「attachments」などの専用フォルダを指定しておくと、ボールト内が散らかりません。
- リンク形式: Wikiリンク(
[ノート名]])とMarkdownリンク([表示名)を選べます。Obsidian内で完結するならWikiリンクが手軽です。 - 新しいリンクの形式: 「最短パス」「ボールトからの相対パス」「ノートへの絶対パス」から選択できます。フォルダを頻繁に移動するなら「最短パス」が安全です。
これらの設定は後から変えるとリンク切れの原因になることがあるため、最初に決めておくのが理想です。
まとめ
Obsidianのボールト作成と初期設定について解説しました。ポイントを振り返ります。
- ボールトはObsidianのノートを管理するローカルフォルダ
- 保存先はクラウド同期を考慮して選ぶ
- エディタ設定ではライブプレビューが初心者向き
- 外観やテーマは好みに合わせてカスタマイズ
- ファイルとリンクの設定は最初にしっかり決めておく
最初の設定が終われば、あとはノートを書いていくだけです。最初から完璧を目指す必要はありません。まずはボールトを作って、ノートを1つ書いてみるところから始めましょう。
