「デザインツールを使いたいけど、FigmaとCanva、どっちがいいの?」
この質問、非デザイナーからめちゃくちゃ聞かれます。結論から言うと、用途がまったく違うツールなので、「どっちが上」ではなく「何に使うか」で決まります。
結論
- デザイナーじゃないならCanvaから始める。テンプレートで即戦力になる
- WEB制作やUIデザインに関わるならFigma。プロのデザインワークフローに必須
- 両方使い分けるのが最適解。SNS画像はCanva、WEBデザインはFigma
Figmaの概要と使用感
基本情報
ブラウザベースのデザインツール。WEBデザイン、UIデザイン、プロトタイプ作成に特化。デザイナーの業界標準。
使ってみての感想
WEB制作の現場ではFigma一択と言っていい。デザインカンプの作成、コンポーネントの管理、デベロッパーへの受け渡し(Dev Mode)まで、制作フローがFigma中心に回っている。
ただし、デザイナー以外が使うには学習コストが高い。「ちょっとSNS画像を作りたいだけ」という人には明らかにオーバースペック。
料金(2026年3月時点)
| プラン | 月額 | 主な機能 |
|---|---|---|
| Starter | 無料 | 3ファイルまで |
| Professional | $15/ユーザー | 無制限ファイル、チームライブラリ |
| Organization | $45/ユーザー | 管理機能、SSO |
※最新の料金は公式サイトでご確認ください。
Figmaの強み
- リアルタイム共同編集。デザイナー同士、デザイナーとエンジニアの協業に最適
- コンポーネントシステム。デザインの一貫性を保てる
- Dev Mode。エンジニアがデザインからCSSやサイズ情報を直接取得できる
- プロトタイプ。画面遷移のシミュレーションが作れる
- プラグインが豊富。アイコン、画像、コピー生成など
Figmaの弱み
- 学習コストが高い。デザインの基礎知識がないと使いこなせない
- テンプレートが少ない(Canvaと比較して)
- 無料プランの制限。3ファイルまで
- オフラインでは使えない
Canvaの概要と使用感
基本情報
ノンデザイナー向けのデザインツール。テンプレートを選んで編集するだけで、プロ品質のデザインが作れる。
使ってみての感想
「デザイナーじゃない人がデザインっぽいものを作る」ツールとしては最強。SNS投稿画像、プレゼン資料、名刺、チラシなど、テンプレートを選んでテキストと画像を差し替えるだけ。
一方で、細かいデザイン調整はできない。WEBデザインのカンプを作ったり、UIの細部を詰めるのには向かない。
料金(2026年3月時点)
| プラン | 月額 | 主な機能 |
|---|---|---|
| Free | 無料 | 基本テンプレート、5GBストレージ |
| Pro | 1,500円/ユーザー | プレミアムテンプレート、ブランドキット |
| Teams | 3,000円/ユーザー(3人〜) | チーム管理、承認ワークフロー |
※最新の料金は公式サイトでご確認ください。
Canvaの強み
- テンプレートが膨大。数十万種類。選ぶだけでプロっぽく仕上がる
- 学習コストがほぼゼロ。直感的に操作できる
- 素材が豊富。写真、イラスト、アイコン、動画素材がPro版で使い放題
- ブランドキット。ロゴ、カラー、フォントを登録して統一感を保てる
- 動画編集も簡易的にできる
Canvaの弱み
- 細かいデザイン調整ができない。ピクセル単位の微調整は苦手
- WEBデザインのカンプには不向き。レスポンシブ対応のデザインは作れない
- テンプレートに依存しがち。オリジナリティを出しにくい
- チームでの本格的なデザインワークフローには不向き
比較表
| 項目 | Figma | Canva |
|---|---|---|
| 対象ユーザー | デザイナー、エンジニア | 非デザイナー、マーケター |
| 学習コスト | 高い | ほぼゼロ |
| テンプレート | 少ない | 膨大 |
| デザインの自由度 | ◎ | △ |
| WEBデザイン | ◎ | × |
| SNS画像制作 | △(できるが面倒) | ◎ |
| プレゼン資料 | △ | ◎ |
| 共同編集 | ◎ | ◎ |
| プロトタイプ | ◎ | × |
| 動画編集 | × | ○(簡易) |
| 無料プランの実用性 | △(3ファイル) | ◎ |
| 料金(有料プラン) | $15/月 | 1,500円/月 |
シーン別おすすめ
| やりたいこと | おすすめ |
|---|---|
| SNS投稿画像を作りたい | Canva |
| プレゼン資料を作りたい | Canva |
| チラシ・名刺を作りたい | Canva |
| WEBサイトのデザインカンプ | Figma |
| アプリのUIデザイン | Figma |
| ブランドガイドラインの作成 | Figma |
| ロゴデザイン | Figma(本格)/ Canva(簡易) |
| 動画のサムネイル | Canva |
両方使い分ける方法
最強の組み合わせはFigma + Canvaの併用。
- Figma: WEBデザイン、UIデザイン、デザインシステムの管理
- Canva: SNS画像、プレゼン資料、チラシ、簡単なバナー
WEB制作会社では、デザイナーがFigmaでWEBサイトを作り、マーケ担当がCanvaでSNS画像を作る、という分業が一般的。
Obsidianとの組み合わせ
Obsidianで構成案やワイヤーフレームの草案をテキストで作り、Figmaでデザインに落とし込む。このフローが効率的。
- Obsidian: ページ構成、コピーライティング、要件整理
- Figma: ワイヤーフレーム→デザインカンプ→プロトタイプ
- Canva: デザイン確定後のSNS告知画像やバナー
デジタル化・AI導入補助金でデザインツールを導入
Figma(有料プラン)やCanva Pro/Teamsは、デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)の対象になりうるツールです。通常枠なら最大450万円、補助率は最大2/3。特にチームで導入する場合、年間コストが数万〜数十万円になるため、補助金活用のメリットがあります。
※「デジタル化・AI導入補助金で導入できるSaaS一覧」で対象ツールを確認できます。
まとめ
| こういう人に | おすすめ |
|---|---|
| デザイナーじゃない、手軽に作りたい | Canva |
| WEB制作・UIデザインに関わる | Figma |
| SNS運用を始めたい | Canva |
| デザインシステムを構築したい | Figma |
| とにかく迷ったら | Canva(まず無料で始めてみる) |
どちらも無料プランがあるので、まずは触ってみてください。
※「実際に業務で使ってるSaaS全公開」で、デザインツール以外の業務SaaSも紹介しています。
