Obsidianでノートを作成するとき、毎回同じような構成を手打ちしていませんか?Templaterプラグインを使えば、日付の自動挿入、ファイル名の取得、条件分岐など、高度なテンプレート機能をObsidianに追加できます。コアプラグインの「テンプレート」では物足りないと感じた方にぴったりのプラグインです。この記事では、インストールからよく使う構文、実際のテンプレート例まで解説します。
インストールと初期設定
Templaterのインストール手順は以下の通りです。
- 「設定」→「コミュニティプラグイン」→「閲覧」を開く
- 「Templater」で検索してインストール・有効化する
- 設定画面で「Template folder location」にテンプレート用フォルダのパスを指定する
テンプレート用フォルダ(例:_templates)をVault内に作成し、そこにテンプレートファイルを保存する形です。また「Trigger Templater on new file creation」をオンにすると、新しいノートを作成した際に自動でテンプレートが適用されるようになります。
コアテンプレート機能との違い
Obsidianにはコアプラグインとして「テンプレート」機能が標準搭載されています。コアテンプレートでは {{date}} や {{title}} といった基本的な変数が使えますが、Templaterはそれを大幅に拡張します。
主な違いは以下の通りです。
- 日付操作:コアテンプレートは現在の日付のみ。Templaterは「3日後」「先週の月曜日」なども指定可能
- ファイル操作:ファイル名の取得、リネーム、移動が可能
- ユーザー入力:テンプレート適用時にプロンプトで入力を求められる
- 条件分岐・ループ:JavaScriptベースの制御構文が使える
- 外部コマンド実行:シェルコマンドやユーザー関数の呼び出しに対応
基本構文:tp.date と tp.file
Templaterの構文は <% %> で囲んで記述します。最もよく使うのが日付とファイル情報です。
日付関連(tp.date)
今日の日付:<% tp.date.now("YYYY-MM-DD") %>
明日の日付:<% tp.date.now("YYYY-MM-DD", 1) %>
先週の月曜:<% tp.date.weekday("YYYY-MM-DD", 0, -1) %>
フォーマットはmoment.jsの記法に準拠しているため、YYYY年MM月DD日 のような日本語表記も可能です。
ファイル関連(tp.file)
ファイル名:<% tp.file.title %>
作成日:<% tp.file.creation_date("YYYY-MM-DD") %>
フォルダ名:<% tp.file.folder() %>
ユーザー入力(tp.system)
プロジェクト名:<% tp.system.prompt("プロジェクト名を入力") %>
テンプレート適用時にダイアログが表示され、入力した値がノートに挿入されます。
実用的なテンプレート例
デイリーノートテンプレート
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date: <% tp.date.now("YYYY-MM-DD") %>
tags: [日記]
---
# <% tp.date.now("YYYY年MM月DD日(ddd)") %>
## 今日のタスク
- [ ]
## メモ
## 振り返り
読書ノートテンプレート
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title: <% tp.system.prompt("書籍タイトル") %>
著者: <% tp.system.prompt("著者名") %>
評価:
読了日:
tags: [読書]
---
# <% tp.file.title %>
## 概要
## 印象に残った点
## アクション
これらをテンプレートフォルダに保存しておけば、ワンクリックで整った構成のノートを作成できます。
まとめ
Templaterプラグインは、Obsidianのテンプレート機能を飛躍的にパワーアップさせるプラグインです。tp.date で日付を柔軟に扱い、tp.file でファイル情報を自動取得し、tp.system.prompt でユーザー入力を受け付ける。これらを組み合わせるだけで、ノート作成の手間が大幅に減ります。まずはデイリーノートのテンプレートから試してみてはいかがでしょうか。
